「365連休」というTシャツを着たおじさんを見かけました。
こんなTシャツが売っているんだ。
そして着る人がいるんだ。
定年退職者は次の人生を始めるタイミング
街中で「365連休」という T シャツを着ている楽しそうなおじさんを見かけました。
高齢者という感じでは無くスーツを着て電車に乗っていれば普通のサラリーマンといった感じのおじさん。
年金生活の新人さんかな。
仕事から解放され毎日がお休みで楽しいだろうな。
最初は楽しいです。
私も夫から定年間際に相談されました。
定年になったら仕事を辞めてもいい?
希望すれば再雇用ということもあるけどもう働くの嫌なんだ。
夫はファイナンシャルプランナーの資格も持っており老後の生活費の計算もがっつりしたらしいです。
贅沢をしなければなんとか生活できると思うんだ。
夫は絵に描いたような終身雇用制の下で働いていました。
冠婚葬祭以外はほとんど有給を取るということもなく毎日働いていました。
終身雇用が崩壊する前の時代です。
「企業戦士」とか格好良い名前で呼ばれたおじさんたちは体を壊して命を縮めながら働いていたと思います。
もういいんじゃないの
ゆっくりすればいいじゃん
そう言って始まった今の生活です。
最初はルンルンでぼやっとテレビを見たりゴルフへ行ったり、やりたいことをやっていました。
ところが最近少しづつ働き始めたのです。
もう働きたくないと言いつつも、とある工場の庭木に水をやったり草を取ったり・・・
今は毎朝5時に起きて暑くなるまで庭の手入れをしています。
あの人、そんなことできるのかな?
家事は一切やらないし家の庭の草も取りません。
夫の言い分は「金にならん草取りはしない」
え?
じゃあ私が草取りするのは無料ですか?
・・・話がずれてしまうので元に戻すと
1日中好きなように過ごせと言われても企業で飼いならされた夫は仕事がないと落ち着かないようです。
定年後、はじけた赤毛のシャンクス
先日ショッピングセンターでA子さんに会いました。
それほど仲がいいというわけではなく、ただの顔見知りというだけで挨拶程度ですれ違ったのですが驚きました。
遠くから見た時、白いロングシャツをなびかせ歩いている髪の真っ赤な人。
一瞬目を疑いましたがA子さんでした。
元々おしゃれな人ではあったけれどもすごい変身です。
ピンク寄りの真っ赤な髪
おしゃれといえばおしゃれなんですが、今までのA子さんとはジャンルが違う。
後で分かったのですが孫たちの間では「シャンクス」と呼ばれているようです。
私たちの年代では「シャンクス」と言われてもわからない方もいらっしゃると思うので蛇足ですが・・・
勿論、指示役のルフィという名前は「ONE PIECE(ワンピース)」から取ってると思います。
孫たちにシャンクスと呼ばれているのは ただ単に髪の毛が赤いということだけ。
シャンクスはB君のばぁばだよ
と、孫は言います。
普通です。
A子さんに何があったのだろう?
元々おしゃれなA子さん
仕事の都合上おしゃれはしても会社に好感を持たれるジャンルに徹してたのかもしれません。
退職して何の縛りもなくなり自分の好きな洋服を着て
自分を好きなように変えて、自由に生きよう
そんな思いがあったのかな?
ですよね
勤め先の縛りがあるわけじゃなく自由にやっていいんですものね。
「シャンクス」って呼ばれるのもいいじゃない?
自分はもしかしたらまだ現役世代の縛りに気づかずに生きているかもしれないな。
自分のやりたいことって何だろう?
どう生きたいのだろう?
A子さんの事を勝手に深掘りしつつそんな事を考えてしまいました。
最後までお読み下さり有難うございます。
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