昨日の日曜日 久々に電車に乗って 名古屋へ行きました。
ホームから改札口への階段を見て
「この階段は戦前からずっと使われている」
と言っていた父の事を思い出しました。
もちろん世の中には古い建物など、いっぱいあります。
が、コロナが収まりを見せた日曜日、名古屋駅は人がいっぱいです。
そして沢山の人が この階段を使い続けています。
当たり前に「現役」です。
今から50年ほど前、私が高校生の頃の事です。
父と二人で 名古屋へ出かけました。
「 子供の頃とこの階段は、全然変わらない。」
と、名古屋駅のホームへ向かう階段で父がつぶやきました。
若い頃、父は土岐市から名古屋へ通学していて、
このホームへ向かう階段を毎日見ていたらしいのです。
今でも多くの人に使われ続けています。
米澤光司さんブログ「名古屋駅に残る戦争遺産ー蓄光タイル」によれば
階段の隅にある真四角のガラスタイルのような物、これは空襲対策ということです。
「畜光タイル」というもので、空襲警報が発令されると電気を消す必要があります。
真っ暗なホームで乗客を安全に誘導する為に足下で今で言う誘導灯のような役割をしていた物のようです。
こちらはさっきの隅の反対側です。角が丸まってません 。
すごく、シャープな角です。
実は茶色いタイルの壁の向こう側にはエスカレーターがあります。
エスカレーターを設置する時、石を切ったんでしょうね。
「畜光タイル」も取られていて、ありません。
戦前からずっと 現役で使われている階段、 石ってすごいなあと思います。
今日も多くの人がこの階段を登り降りしています。
ちなみに父は一昨年93歳で亡くなりました。
こうしてみると 人の一生は短いですね。
最後までお読み下さり有難うございます。
ランキングに参加しております。
よろしかったら、応援ポチお願いします。
コメント