2024年1月よりNISA(ニーサ)が新しくなりNISA(ニーサ)の情報をよく目にするようになりました。
長期的に投資信託を購入したり成長株に投資したりで
「老後の資産は自分で作り上げて行きなさいよ」という政府の方針ですね。
対象は現役世代の方々のような空気があります。
シニアにとってはどうでしょう?
ここでは60代の私たちが新旧NISAと、どう付き合ったらいいのかメリット・デメリットを考えていきます。
ここでは初心者向に
「つみたてNISA」のように投資信託を毎月購入するを基準に考えています。
今までの「一般NISA」新しい「成長投資枠」については割愛させて頂いています。
NISA(ニーサ)のメリット
NISA(ニーサ)の一番の特徴といえば株式や投資信託の値上がり益や配当金(分配金)に対して税金がかからないということです。
価格が上下することは株式や投資信託なのであり得ます。
しっかりと心に留めておいてくださいね。
しかし過去の値動きはインデックスファンドであれば長期的に見ると収益は右肩上がりになっています。
貯蓄方法としては有益なものの一つと考えられています。
今後も同じ事が保証されるものではありませんので注意してください。
私は国民年金がもらえるようになってから「つみたてNISA」を開始しました。
たった2年1ヶ月の運用実績であまり参考にならないかもしれませんが 一応 書いておきますね。
最初の年は無理やり年間40万(年間投資枠)一杯になるようにお金をかき集めて購入しました。
現在残高 1,135,768円(再投資型)
利益 185,774円(↑19,56%)
※ %は年利ではありませんのでご注意
投資金額に対して2割弱の利益が乗っています。
シニアにNISA(ニーサ)は必要?
NISA(ニーサ)はそもそも長い時間をかけて老後資金を作り上げていく事が目的です。
しかし「人生100年時代」と言われるようになった今、私たち60代はまだ折り返しを過ぎたばかりです。
この先にはまだ 色々あります。
大きな病気をするかもしれません。
介護が必要になり施設に入らなければいけないかもしれません。
現在の介護施設の費用
月額利用料 平均23万円
(「みんなの介護」調べ)
実際、義母も介護施設に入っているのですが、固定費はだいたいこの位です。
しかし病気になり外部の病院へ行くことになれば運転手、付添人の費用が追加で必要になります。
後、少ないですが時々の衣類の費用等
最初は入居一時金が必要な所もあります。
入居一時金 平均354万円
(「みんなの介護」調べ)
幸い義母の場合は入居一時金はそんなに必要ありませんでした。
友人にも聞いてみたのですが、やはり月額利用料は同じような金額でした。
月額利用料が23万円プラスアルファとなった場合
4ヶ月でほぼ100万円です。
年金では足りません。
60代であっても老後資金の積立は必要だと感じています。
子供達に負担をかけず余裕をもって人生の最後を迎えたいです。
新しいNISA(ニーサ)になった場合 書き換えはどうなる?
今まで「つみたてNISA」を続けてきて
新しいNISA(ニーサ)になった時、古いNISA(ニーサ)はどうなるのでしょう?
これは全く心配ありません。
このまま20年間(購入時から)は非課税のままです。
「つみたてNISA 」は年間40万まで最高800万までという枠がありました。
新NISAでは最大1800万円 の枠になっていますが
新旧NISA(ニーサ)は別枠です。
つまり
「1800万円+旧NISA分」と枠が増えるのです。
今あちこちで「早く始めた方が得ですよ」 という広告がされています。
それって↑こういう事なんです。
証券会社によって違うかもしれませんが基本書き換えは不要です。
旧NISA(ニーサ)は20年経つまで放置可能。
新NISA(ニーサ)は、自動的に新しい口座が作られ、今まで通り毎月積み立てが自動で継続されます。
私は楽天証券で「つみたてNISA」を行っています 。
念のため確認してみました。
楽天証券では
2023年のNISA投資限度額(一般NISA120万円・つみたてNISA40万円)を使って購入した商品は、2024年からの”新しいNISA”における最大非課税限度額(1,800万円)には含まれません。
2023年のうちにNISA口座を開設すると、2024年からの新NISA口座は自動的に開設されます。
また、2023年にNISA口座で積立を開始すれば、新NISA口座にも積立設定を引き継ぎます。
と提示されています。
楽天証券はホームページが直感的に操作ができるので使いやすいです。
友達にも聞かれると勧めています。
NISA(ニーサ) シニアにとっての欠点
60代になってからNISA(ニーサ)を始めようという方は
先にも書きましたが
介護が必要になった時や大きな病気を抱えた時の為という方が多いと思います。
認知症になるというリスクも考えなければいけません。
NISA(ニーサ)は投資です。
認知症認定を受けてしまうと本人の投資資産はロックされてしまいます。
つまり
認知症で要介護の為、施設に入ろうと思う。
しかし投資系の口座はロックがかかってしまってお金に変える事はできません。
この点については今後、法改正がなされていくだろうなという気はしています。
しかし現時点では投資信託や株はロックされてしまします。
(本人が死亡で解除→相続手続きとなります)
自分は認知症カモ・・・となったら早目に売却をしていく必要が出てきます。
その時、自分でやれるのか?
心配です。
事前に自分の子供など信頼できる人に相談やお願いをしておく必要があります。
何十年も先の話ですので
法律がどのように変わるのか分かりません。
が、うっかり忘れてしまったりしないよう今のうちから意識していないといけないです。
「NISA(ニーサ)で積立しているから大丈夫」と手放で安心していてはいけません。
法改正されたり新しい事が見つかりましたら
このブログでもお知らせしたいなと思っています。
元気でずっと続けていられるといいのですが・・・
銀行預金でも銀行が本人が認知症であると解った場合
部分ロックがかけられる場合があるそうです。
しかし現在、義母の場合は年金で足りない分を義母の通帳から出しているのですが、
何の問題もなく出金しています(笑)
カードであれば本人確認なしで銀行からお金を引き出すことができますし
ネット上で施設への振込もできます。
今のところ不便は感じていません
今後成年後見人制度がもっと厳しくなるかもしれませんね。
今やれることをやっておく
NISA(ニーサ)で投資信託や株を購入し時間をかけて育てていく。
これには長い時間が必要です。
今後どのようになっていくのか分からないから
何もしない。
では体や頭が動かなくなってから本当に困ります。
「今やれることはやっておく」が重要だと思います。
人生を楽しむ60代
楽しむことは十分楽しみつつ将来のことも考えつつ・・・
やれることはやっていきたいです。
今すぐNISA(ニーサ)の枠を一杯に利用する必要もないですが
枠より少なくても
やはり非課税ですし、少しでもしておいた方がいいと思います。
最初に運用実績をお知らせしましたが
銀行の定期預金とは利益が雲泥の差です。
※ しつこいですが固定金利ではないので下がる場合があります。
が、逆にもっと増えるかもしれません。
NISA(ニーサ)をまだ始めてない方(ビギナーさん)は、
「つみたてNISA」がオススメです。
少しづつ積み立てて(しかも自動引き落としで)放置しておけば
後は時間が熟成してくれます。
水色おばさんの説明はどうも腑に落ちない。
もっと基本をわかりやすく説明してほしいな・・・
そんな方はこちらをどうぞ。
基本的な事(が、この基本ができていない人が多い)が分かりやすく書かれています。
最後までお読み下さり有難うございます。
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